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マタニティの患者さまから下肢静脈瘤の質問をいただきました。

マタニティの患者さまから下肢静脈瘤の質問をいただきました。

2024/04/09

マタニティの患者さまから下肢静脈瘤の質問をいただきました。
質問に答えます!!

Q.こんばんは。
3日前くらいから膝裏がジーンとするなと思って見たら、血管が浮き出してきていて、木曜日の検診で静脈瘤と言われました💦
産後は治ると言われましたが、若干鈍痛があり…ネットで見たら着圧ソックス履くといいと見たので、とりあえず家にあるのを履いていますが…
何か対策あったら教えてほしいです🙏

A.こんばんは
下肢静脈瘤との診断があったのですね。

着圧ソックスあったら履いた方がいいです。
その他の対策は

静脈の働きを悪くする要因となるのは
・運動不足と
・筋力低下
・長時間の立ち仕事
です。

運動不足と筋力低下を改善するためには、
散歩を推奨します。

しかし、散歩といってもただ漫然と何も考えずに歩くのではなく
たとえば歩幅を靴1個分広げてみる
上り坂や上りの階段を散歩メニューに組み込む
といった少しの負荷を加えることがおすすめです。

というのも、
人は平地を漫然と歩くだけでは“省エネ”で歩くようにできています。
できるだけ自分の筋力や体力を使わないように歩いているのです。
そういうときは、関節の稼働が少なく、筋肉はあまり収縮していません。

足の静脈を支えている筋肉というのは、
腓腹筋(ひふくきん)というふくらはぎの筋肉です。

この筋肉を意識して歩こうと思うと歩幅が自然と大きくなりますから、
いつもより歩幅を広げることで腓腹筋を使うことができます。

上り坂や上りの階段でも
この腓腹筋を使わずに登ろうと思っても
足が前に出ないので登れません。

ですから、
散歩において万歩計をつけて歩数を増やすよりも
歩幅を広げる
上り坂や上りの階段を歩くなどして
ふくらはぎの腓腹筋の筋肉を
ちゃんと収縮させるように意識することが重要です。

オススメ2
つま先運動を行う

つま先立ち運動もオススメです。
方法はいたって簡単です。

椅子などに掴まって、かかとを上げるだけです。
こうするとふくらはぎの腓腹筋が収縮しますから
下肢静脈瘤の予防につながります。
1日20〜30回行うことでも効果が期待できます。

同じ姿勢で長時間過ごさない
血管の中の血液というのは循環しているので固まらないのですが、
狭いところでずっと同じ体勢でいると、
足の静脈に血栓ができて、血液が停滞し、
固まりやすくなってしまいます。
“エコノミークラス症候群”がそれにあたります。

これを予防するためにも、
同じ姿勢で長時間過ごさないということはとても大事です。
立ち上がったり、体操したりして、
姿勢を変えていくことが必要になります。

参考になるところがあればやってみてください~ね☺

その他、ご質問がありましたら
ご遠慮なくご相談ください。

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