骨盤はちょっとした日常生活で歪み
ゆがみが起こる原因はさまざまです。
ゆがみは筋の緊張によって起こるため、原因の多くは筋の使い方にあります。
例えば、歩くだけでも歪みます。
日常的に行う「歩く」と言う動作で考えてみましょう。
歩くときの体重の乗せ方や足裏の着地のし方は、誰にでも少なからず癖があります。
脚を前に出すとき、外側から回すように出していたり、着地の時に小指側に体重がかかりやすかったり。
それによって、歩行動作で使われる筋がバランスよく働かなくなり、特定の部分だけに無理な力がかかるようになります。
こうした歩き方を長年続けていると、崩れた姿勢の状態が慢性化し「ゆがみ」としてあらわれます。
歩き方に癖がなくても、捻挫やけがなどをきっかけに歩き方の姿勢が崩れ、ゆがみを引き起こすケースもあります。
ほかにも、日常生活の中でゆがみの原因となることを無意識に行っていることはよくあります。
動作そのものには問題なくても、これらが習慣的に繰り返され、筋のバランスが崩れたまま元に戻らなくなったときが、ゆがみ警報です。
【ゆがみの原因】
□腹筋や背筋が弱い
□脚を組む癖がある
□カバンを常に同じ肩にかける
□椅子に浅くかけて椅子の背にもたれる
□横座り、アヒル座りをする
□捻挫やけがの後が完治しないまま、 そこをかばって生活している
□先天的なО脚、扁平足に、体重超過、運動負荷が加わる
□長時間の座る作業に従事していて猫背になる
□妊娠したことがある (妊娠を経験する女性は男性より骨盤の可動域が大きい)
□出産したことがある (出産を経験する女性は男性より骨盤の可動域が大きい)